2007年1月30日 (火)

心と心をつなごう


平成19年1月14日、神奈川総合高校多目的ホールにおいて、「神奈川ハローサミット」が、高校生24名の実行委員会の手で開催されました。「神奈川ハローサミット」は、昨年7月から始まった「心と心をつなごう あいさつリレー」の集大成のイベントです。「あいさつリレー」は、あいさつ運動のシンボル旗を、リレー方式で、県内の学校から学校へつないでいくキャンペーンです。シンボル旗も小田原城北工業高校の女子生徒お二人によるデザインでした。(平成18年12月11日のマンスリー知事学校訪問の際に、意見交換をさせていただきました。)さらに旗の制作には、NTT東日本株式会社が社会貢献で応援してくれました。このシンボル旗が、県内の県立高校・養護学校、小中学校715校を、「あいさつの心」とともにリレーをしてきたのです。

「あいさつリレー」の総仕上げが今回の「ハローサミット」です。シンボル旗の返還や各学校における運動の取組みの発表が行われました。黄色の鮮やかなシンボル旗には、715校の名前の書かれたペナントリボンが結ばれていました。
本当に素晴らしいと感心したのは、企画はもとより、会場での受付から司会などすべてを実行委員会の高校生が担当してくれたことです。先ごろ国のタウンミーティングでは大臣の誘導係の高額な費用が問題になりましたが、今回、入口から私を案内してくれたのは男子生徒のボランティアでした。礼儀正しさや誠意のこもった誘導は立派なものでした。

ここ数年、子どもを狙った犯罪や、いじめを苦にした児童・生徒の自殺など、本当に心の痛む事件が続いています。子どもたちが安心して暮らし、学べるように、私たち大人は何ができるのか、あるいは、子どもたち自身に何をしてもらえばいいのか。

その一つの提案が、昨年5月から提唱してきた「神奈川あいさつ一新(いっしん)運動」なのです。運動の基本には、「あいさつは人間社会のコミュニケーションの基本である」という考えがあります。「家庭、学校、地域社会で積極的にあいさつを交わし、そして子どもたちの元気なあいさつをほめてあげよう」と呼び掛け、さまざまな運動の輪が広がってきました。

教育委員会では、「学校」・「家庭」において児童・生徒の公共心、社会性を醸成することと、「地域社会」との連携により登下校時における児童・生徒の安全確保することを目標に掲げ、地域ぐるみ、学校ぐるみで運動を展開してきてくれたのです。

私も、横須賀市立船越小学校(平成18年6月30日)をはじめ、県立港北高校(10月2日)、横浜創英中学高等学校・京浜横浜幼稚園(11月1日)、県立旭高校(12月1日)などに出かけ、学校の校門に立って、皆さんと一緒に、朝のあいさつ運動に参加してきました。

今回の「ハローサミット」のフィナーレでは「あいさつ続行宣言」が二人の女子生徒により宣言されました。今年も生徒・児童の皆さん、保護者や教師の皆さん、地域の皆さんが手をつなぎ、心をつなぎあって「あいさつの輪」を広げてほしいと願っています。
私も、これからも朝の学校へ訪ねて行って、「あいさつの輪」に加わりたいと思います。

運動に参加してくれた皆さんへ、私からもお礼のごあいさつを送ります。
「ありがとうございました!」

1月 30, 2007 教育・青少年 | | コメント (67)

2007年1月15日 (月)

新春のスポーツに思う

年末から新春の楽しみのひとつは、スポーツです。
身体を動かすのもいいですが、スポーツ観戦も楽しいものです。

今年も、神奈川勢がいろいろなスポーツで大健闘しました。

サッカーでは、全国高校サッカー選手権大会がありました。私も、12月31日の1回戦を横浜市の三ツ沢球技場で観戦し、神奈川県代表の桐光学園応援団と一緒にスタンドで声援を送りました。この日、桐光学園は、大阪朝鮮高校に1-0で勝利。1月2日の2回戦は、福岡県代表の九州国際大学付属に1-0で勝利。1月3日に三ツ沢球技場で3回戦があり、桐光学園は鹿児島県代表の神村学園に惜しくも2-1で敗れたものの、見ごたえのある接戦を演じてくれました。

ラグビーの全国高校大会は、昨年は、小雪の舞う東大阪市の花園ラグビー場での決勝に、神奈川県代表の桐蔭学園を応援しに行きました。今年は、1月3日、花園ラグビー場で準々決勝が開催され、神奈川県代表の桐蔭学園は、正智深谷に29―15で勝ち、4強入りを果たしました。5日には、準決勝で大阪の東海大仰星との対決でしたが、40-13で涙をのみました。今年も応援に行きたかったのですが、本当に残念でした。

ラグビーの全国大学選手権では、2日に東京の国立競技場で準決勝が行われ、神奈川県の関東学院大が大体大にトライを与えず34-3と圧勝して、10大会連続で、13日の決勝に進み、関東学院大は早稲田と激突です。
そして13日、私も国立競技場に声援を送りに行きました。
見事!33-26で、関東学院大学が優勝。ラインアウトを終始支配したボールコントロールは絶妙でした。3年ぶり6度目の優勝、おめでとうございます。病気を乗り越えてチームを率いてこられた春口 廣監督は、喜びもひとしおだったと思います。私も自分のチームが勝ったように本当にうれしかったです。今度、お目にかかったら、フィフティーンの一人ひとりにお祝いを言いたいと思います。

また、2日と3日に行われた第83回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は順天堂大学が総合優勝を飾りました。昨年8区で難波キャプテンが脱水症状を起こし、ふらふらになりながらも「たすき」をつないだ姿が目に焼き付いています。今年はその雪辱を果たしたわけです。神奈川ゆかりの大学では、往路は東海大学が第2位、復路で4位、総合で3位と健闘しました。神奈川大学は、残念ながら17位とシード権獲得はなりませんでしたが、来年こそは底力を見せて欲しいと思います。出場している20校の中には、ほかにいくつも神奈川県にゆかりの大学があります。

この箱根駅伝は、出発とゴールこそ東京ですが、コースの大半は神奈川県内です。川崎・横浜の都市部から、坂を越え、防砂林の松の緑と遠く富士山を望む湘南海岸をひた走り、湘南大橋を越え、西湘地区、小田原の中継所から、いよいよ天下の険・箱根の登りとなり、国道1号線最高点を越えて、一気に青々とした芦ノ湖へ下っていき、真っ白な富士山を仰ぐ箱根関所跡の先の折り返し地点となります。数々のデッドヒートや感動のシーンとともに、皆さんもコースにあるポイントを記憶されていることでしょう。
これまで延べ1万人以上のランナーが走ったそうです。先導の白バイには女性警察官も参加し、神奈川県警は新春から大活躍です。沿道の県民の皆さんからの応援は選手達の励みになっていることでしょう。

私は、ラグビーでスポーツマンシップを学んできました。どんなスポーツでも、勝負の時は全身全霊を賭けて相手を打ち負かそうとぶつかっていきます。もちろん、自分自身との戦いでもあります。しかし、勝負が終わった時、ラグビーでは終了のホイッスルが鳴ると「ノーサイド」です。つまり試合終了後は、敵も味方もなし。その後は、敵味方に関わらず相手に敬意を払い、互いの健闘を称え合います。

いずれのスポーツでも、若い力が全力でぶつかり合っています。勝っても負けても、彼らには、貴重な人生の「体験」が刻まれているのだと思います。チームメイトへの信頼と責任、支えてくれた人たちへの感謝、苦難に立ち向かう忍耐や不屈の精神、相手に対する尊敬・・・、これらは社会の中で生きていく上で、大切な「心の財産」だといえます。

すべてのアスリートたちに、エールを贈りたいと思います。

そして、私自身もスポーツマン精神に則り、改革の仕上げに向けてタックルし続けていきます。

1月 15, 2007 教育・青少年 | | コメント (523)

2006年11月 2日 (木)

開かれる「国際人」への道

次の英語は、何だと思いますか?

“Begin with a Bow, Finish with a Bow”
“Life of Immigrant Workers in Japan”
“What Children’s Smiles Gave Me”
“Beyond Death”
“Facing Racism”
“Children in Darkness”

英語の試験問題? あるいは英語の本の題名でしょうか? いえ違います。
これは、平成18年10月29日に開催された「神奈川県高等学校英語スピーチコンテスト」の県知事賞に選ばれたスピーチの題名です。

この英語スピーチコンテストは、高校生の「コミュニケーション英語」能力の向上の一環として、これまで教職員の「教科研究会英語部会」が主催してきたものを、昨年から、教育委員会や県も主催団体に加わり、さらに発展させ、参加者も大幅に増やして開催しているものです。(私は、昨年は公務の海外出張とバッティングしてしまったため、今年初めて参加することができました。)

今年は応募総数61名の中から予選を勝ち抜いてこられた総勢21名の高校生の皆さんが、聴衆の前でスピーチを行い、アメリカ人を含む審査員からの質問に答えて、競い合うというコンテストです。会場の中は、「日本語禁止」。進行もあいさつも、すべて英語オンリーです。

高校生の皆さんのスピーチをうかがい、皆さんの堂々とした話しぶりにびっくりしました。内容も構成も大変に素晴らしく、発音やアイコンタクトなどもしっかりしていました。なかにはジェスチャーによるボディランゲージを交える生徒もいて、皆さんのコミュニケーション能力のレベルが高いのに本当に驚かされ、頼もしく思いました。

私は、こうした「コミュニケーション英語」が国際人として必要不可欠な能力だと考えています。私のマニフェストにも、「英語教育フロンティア構想」を掲げ、神奈川の子どもたち全員が高校卒業までに、コミュニケーション英語を身につけられるようにすることを目指しています。教育委員会では、このスピーチコンテストのほかにも、県立高校での「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」の導入、「国際・英語教育拠点校」の指定、英語指導を行うネイティブスピーカーの配置など、さまざまな施策を強力に進めています。

英語は「国際語」と言われるように、全世界で10億人以上の人々が使っていると言われています。実は、「第一言語・母語(ぼご)(子どもが最初に覚える言語)」として最も多く使用されている言語は、英語ではなく中国語です。英語を第一言語としている人口が3億5千万人程度に対して、中国語は約10億人です。
しかし、英語を「第二言語」としている人口を含めたり、「公用語」としている人口では、「英語」が最も多くなります。また、意外なことに、アジアやアフリカ、オセアニアなどの地域でも英語を話す人々が多いのです。この背景には、かつてのイギリスの植民地政策の影響や、現在のアメリカの国際影響力、あるいはアメリカ発の情報ネットワーク技術の発展などがあるといえます。その是非はともかく、実際に、多くの国々の人々とコミュニケーションすることができる「国際語」としての役割を英語が果たしていることは事実なのです。

もちろん、どの国においても、「国語」は文化や思考の基礎となるものですから、国語を大切にしていくべきことは言うまでもありません。
同時に、国境や文化の違いを越えて「交流」し合い、相互理解を深めるために、コミュニケーションの重要性はますます高まります。「グローバリゼーション」の進展は、人々の交流、インターネット、メディアなどあらゆる側面で拡大しています。さらに、国や民族を越えた「協働」により、新たに人類共通の新たな「文化」や「英知」を生み出す上でもコミュニケーションが必要とされます。

次代を担う子どもたちに、英語によるコミュニケーション能力を身につけてもらうようにすることは、まさに「教育」の重要な使命のひとつだと思うのです。

最後に、高校生の皆さんに送った私からの英語のスピーチを掲載しておきます。(私のスピーチの実力は今回の高校生の皆さんに比べればはるかに劣りますが・・・(笑)。)


Greetings at the 2006 English Speech Contest

Oct. 29, 2006
Shigefumi Matsuzawa
Governor of Kanagawa Prefecture

Good afternoon, everybody. I am Shigefumi Matsuzawa, Governor of Kanagawa Prefecture.

Today, I am very happy to be able to attend this speech contest, and hear your English speech.

First of all, I would like to sincerely congratulate the students who have won the awards. Those who have sadly missed the awards, although you fell just one step short of the awards this time, I have heard that all of you gave wonderful speeches.

I was not able to hear all the speeches of the contestants. However, hearing some of your speeches, I was deeply impressed with your splendid English, fresh and excellent arguments. I am also very much encouraged by the proud and confident attitude of the contest participants.

Nowadays, internationalization is rapidly advancing in various fields. And it is becoming increasingly important for us to develop mutual understanding overcoming differences in nationality, ethnic background, and culture. In order to achieve this, communication in the common language is indispensable.

English is not just one of the foreign languages anymore. It has now become the “universal language”, which people over the world learn and use for communication. We hope that all young people of Kanagawa will be internationally minded and engage in various activities around the world in the future.

Based on this idea, Kanagawa Prefectural Government has been striving to enhance English education in elementary, junior high and senior high schools so that students will gain practical communication skills in English. This speech contest is conducted as part of this effort.
Also, the Kanagawa Prefecture has been conducting friendly exchanges with the State of Maryland, the United States, and this year marks the 25th anniversary of the sister state affiliation. Last fiscal year, 8 high school students, including the prizewinners of this contest, were sent to Maryland. They performed various activities for international understanding and cultural exchange.

We wish Kanagawa’s high school students will have greater interests in English and higher incentives to study the language through these activities, and acquire “practical English” for communication.

We would like many students to try out their English at this speech contest. This year, one of the students of Kanagawa Prefectural Hiratsuka School for the Blind successfully passed the preliminary competition, and came to the finals. I am immensely impressed with her effort, and at the same time very much pleased as this will give courage and incentive to other students who are considering participating in the contest.

I think that all the contestants at the finals today were able to fully utilize the results of their study to date, and firmly convey their thoughts to the audience in English. This sense of fulfillment and confidence will be your precious assets for the future regardless of the results of the contest.

I hope that all the participants in the contest will continue to study English, and carry out exchange programs with high school students abroad using practical English. I sincerely wish that through these activities you will have better understanding of different cultures, and gain international mind and cosmopolitan outlook in the future.

Again, I would like to commend you for the efforts you have made for this contest, and as the Governor of Kanagawa Prefecture I am very much proud of you all.

Thank you very much for your attention.

11月 2, 2006 教育・青少年 | | コメント (152) |

2006年2月27日 (月)

英語教育先進校「聖和学院」を訪問

去る2月17日、私は、今年からスタートした「マンスリー知事学校訪問」の一環として、逗子市にある聖和学院中学校を訪問しました。

昨年12月に鎌倉女子大学で開催した「知事と語ろう!神奈川ふれあいミーティング」に、聖和学院中学校の生徒たち数人が参加してくれて、その際「知事、是非とも私たちの学校に来てください!」というご依頼をいただきました。その後に、お手紙もいただき、私は彼女たちの熱意に心を動かされ今回の訪問になったのです。

聖和学院は、「英語が得意、世界が近い」をモットーに県内私立校で唯一英語科を設置する英語教育に大変熱心な女子校です。私もこれまでの日本の英語教育のあり方に疑問を呈し、コミュニケーション英語教育の重要性を訴えてきましたので、今回の訪問を楽しみにしていました。

到着して、まず、びっくり!40名程の幼稚園児たちが、なんとドイツ語であのベートーベンの「喜びの歌」を大合唱。演奏も太鼓、ピアニカ、ダンバリン等による合奏により大歓迎。
「天国のベートーベンのおじさんも、みんなの元気な大合唱にきっと大喜びしてますよ。」とお礼の挨拶をしました。

さて、続いて、いよいよ中学校2年生のパソコンを活用した英語の授業の参観です。同校では、1年生の時にネイティブスピーカーの教員がクラス担当し、英語に慣れ親しむ環境をつくっているそうです。
授業の進め方は、CD-ROM教材を使用しながらリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つの技能を総合的に学ぶものです。例えば、まず短いストーリーを読んで、先生と対話。次にヘッドホンで質問を聞いて答えをパソコンに打ち込む。こうしたプロセスを繰り返し、日本語は一切使わず、すべて英語を使いながら英語を学んでいくわけです。

私も授業参観だけでは済まされず、生徒たちと一緒に授業参加してみました。先生との対話やパソコン操作の緊張感の中にも、英語のコミュニケーション能力向上に力点をおいた語学学習の手法として、とても実践的で効果的な方法であると感心しました。

国際化や情報化がますます進展し、英語はもはや一外国語ではなく、「世界語」として世界中の人々とのコミュニケーションの道具となっています。この道具を上手く使いこなせるようになれば、世界の人々と対話し、情報交換し、仕事をし、親交を深めることができるようになります。こうした活動が国際的な相互理解を進め、究極的には世界平和にもつながっていきます。

聖和学院の皆さん、そして、神奈川県の中高生の皆さんに、大きな夢を持って英語を勉強してほしいと願っています。

英語のクラスが終わった後には、生徒、父母、教職員それぞれの代表の皆さんが集まって下さって懇談の場を設けて下さいました。
ここでも主役は生徒の皆さんでした。
「環境問題に興味を持っていますが、神奈川県はどのような対策をとっているのですか?」
「女性が社会に進出していくには、どのようなことが必要だと思いますか?」
「外国のホームステイ体験に県の支援はないのですか?」
「幼稚園の義務化について知事はどのように考えていますか?」(この質問は教員の方からです。)

正直言って、こんなにシビアな質問が飛んでくるとは思っていませんでした。私なりにできるだけ分かりやすく県の施策や考え方を説明したつもりですが、どこまでご理解いただけたでしょうか。
あっという間に時間が過ぎ、予定時間をオーバーしての大議論(?)となりました。中高生がこんなに社会に対する問題意識を持っているのかと、改めて驚かされました。

帰り際、これまたびっくり!全校のほとんどの生徒の皆さんが、玄関ホールや校門に見送りに集まってくれました。一人ひとりと握手を交わしながら、生徒たちの明るい笑顔と笑い声に包まれながら、私は聖和学院を後にしました。

聖和学院の皆さん、ありがとう。
これからも英語力を磨いて、日本の歴史や文化についてもしっかりと勉強して、真の国際人を目指して頑張ってください。期待しています。

P.S それから数日後、訪問時の写真をまとめたアルバムと、生徒の皆さんの私に対する感想や激励を書き綴った色紙3枚が送られてきました。
聖和学院の皆さんのお心遣いに、心より感謝とお礼を申し添えます。

2月 27, 2006 教育・青少年 | | コメント (49) |

2005年11月28日 (月)

宇宙からの帰還~箒杉(ほうきすぎ)の種~

11月25日、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」での岩石試料採取に成功したといいます。小惑星での小さな試料ですが、この成功は技術的・科学的な「快挙」だと思います。

宇宙へのあこがれは人類共通のものではないでしょうか。

私も小学生の教科書で、ロシアのガガーリン少佐の「地球は青かった」(1961(昭和36)年4月12日有人宇宙飛行)と語ったエピソードを読んだことを憶えています。また、小学校5年生の夏休み(1969(昭和44)年7月20日)には、アポロ11号の月面着陸を、目を皿のようにしてテレビに見入っていました。「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」とのアームストロング船長の名言も心に残っています。

そうした「宇宙のヒーロー」が神奈川県から生まれました。宇宙飛行士の野口聡一さんです。今年7月から8月にかけてスペースシャトル「ディスカバリー」で、船外活動などを行って、無事に帰還されました。

少し前のことになりますが、10月2日、少年時代を過ごした「ふるさと茅ヶ崎市」で、コリンズ船長ら5人のクルーとともに、凱旋パレードに臨まれ、その後、市民文化会館で帰国報告を開かれ、私もお話をうかがいました。スペースシャトルから撮影された茅ヶ崎海岸のシンボル「烏帽子岩(えぼしいわ)」の写真には驚きました。

この会場で、野口さんから私に手渡していただいたのが、神奈川県山北町にある「箒杉(ほうきすぎ)の種」の「フライト証明書」です。箒杉は、神奈川県内で最高齢の生命体で、樹齢2000年という国指定天然記念物です。その種を、NASAに預けて、今回、野口さんのフライトに「同乗」させてもらったのです。「フライト証明書」はコリンズ船長、野口さんほか6名の宇宙飛行士の皆さんの「サイン」入りで、この種が間違いなく宇宙を飛び、帰還したものであることが証明されています。

2000年を超える「箒杉(ほうきすぎ)の種」が地球の自然の生き証人として、ハイテクの「スペースシャトル」で地球を外から見つめて帰還したというのは、どこかロマンのある壮大な「叙事詩」のようだと思いませんか。
そういえば、野口さんが宇宙飛行士になることを決心したのは、立花隆さんの書かれた『宇宙からの帰還』(中公文庫・刊)を高校3年生の時に読まれたのがきっかけといいます。宇宙飛行士の劇的な体験を描いたノンフィクションで、インタビューがあざやかな一冊です。

報告会の後で、昼食をはさんで、野口さんと二人で対談させていただきました。
「今回のミッション(フライト)は、コロンビアの事故の後で、打ち上げ延期も重なって、プレッシャーが無かったのですか?」と私がたずねると、野口さんは、「クルーが皆なごやかでNASA全体で取り組んでいたのでプレッシャーはなかった」と話されました。野口さんは、子どもの頃はボーイスカウトに加盟していて、「集団の中でチームワークを発揮すること学んだことは、宇宙飛行士になる上で役に立った」というお話も心に残りました。「船外活動では、すごくリアリティがあって、地球が青くて触りたくなるぐらいきれいだった。自分も星になったような感じがした」とのお話も印象的でした。さらに地球環境を守るための宇宙飛行士の役割や、私たちの使命についても話がおよびました。

野口さんによれば、近い将来、月旅行も夢ではないといいます。「将来を担う子どもたちには、夢を実現する気概を大切にしてほしい」とおっしゃる野口さん、改めて人間としての魅力を感じました。

今後、宇宙から帰還した箒杉の種から苗木を作り、野口さんゆかりの地などに植樹して、子どもたちが大きな「夢」を抱くシンボルにしていきたいと思っています。

11月 28, 2005 教育・青少年, 旅行・地域 | | コメント (54) |

2005年11月18日 (金)

闘う知事会、一致してゲーム販売の自主規制徹底を要請

ゲームソフト規制の関連で、新たな動きを報告させていただきます。

平成17年7月14日に徳島県で開催された全国知事会議において、「全国知事会として、ゲームソフト関係業界に向けて、より一層実効性のある自主規制の取組要望を行うこと」などを提案しました。これは、家庭用ゲームソフトは全国的に大量に流通し、青少年に及ぼす影響も非常に大きいと考えたためです。

この提案を踏まえ、全国知事会社会文教常任委員会において、関係業界に対する要請について検討が行われ、11月9日、同委員会において要請をとりまとめ、11月10日、全国知事会においてこれに関する要請が決定されました。(下記、要請文参照)

この決定を受け、11月17日(木)午前10時30分から、提案県であり社会文教常任委員会委員である私が全国知事会を代表して、関係業界への要請活動を行いました。

要請先は、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)及び特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)です。

要請の際には、CESA会長 辻本憲三氏と、CERO理事長 武藤春光氏に要請文を手渡し、要請への理解と協力を求めました。

業界の皆様にも様々なご意見があることは承知していますが、神奈川県が実施に踏み切った規制がきっかけとなり、全国知事会として一致して要請に至ることができました。

業界団体では、これまでも様々な自主規制に取り組んでこられましたが、私の要請を受けて、今後は、販売方法における規制の徹底(CESA)や新たな審査基準の設定と公開(CERO)に取り組まれることを期待したいと思います。今後は、業界とも協力して青少年の健全育成に取り組んでいきたいと願っています。

このブログにおいて、ゲームソフト規制をめぐって様々な議論をいただいていますが、一連の県及び全国知事会の行動の趣旨をご理解いただきたいと思います。

最後に、コメントに関するお願いです。

今後、ゲーム規制に関連したコメントは、ゲーム関連のコーナーに限って書き込みをいただくよう、お願いします。
他のコーナーのコメント欄には、原則としてゲーム関連の書き込みはご遠慮ください。

これは、ゲーム規制関連のコメントが関連のないコーナーに投稿されていると、議論の連続性が見えづらくなるためと、ゲーム規制に関心をお持ちでない他の読者の皆様の便宜を図るためです。

ご理解、ご協力、よろしくお願いします。

〇ご参考
(要請文)
平素は、都道府県が実施する青少年行政に格別の御理解と御協力をいただき、誠に有り難うございます。
 さて、このたび本会は、別添のとおり貴業界への要請を決定いたしました。
 つきましては、要請の趣旨を御理解いただき、今後の青少年健全育成に資するよう、貴ゲーム業界のゲームソフト販売に係る自主規制の取り組みにつきまして、より一層の御努力を御傾注くださいますようお願い申し上げます。

平成17年11月10日

社団法人コンピュータエンターテインメント協会 
  会 長 辻本 憲三 様
特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構
  理事長 武藤 春光 様

                        全国知事会
                         会 長 麻生 渡

(要請文:続き)
家庭用ゲームソフトの販売等に関する自主規制についての要請

昨今の家庭用ゲーム機の普及には目覚ましいものがあり、その高性能化によるゲームのリアルな描写が、発達段階にある小中学生等、青少年に与える影響もより一層大きくなっております。
 こうした中、一部の都道府県では青少年に影響を与えると懸念されるゲームソフトを「有害図書類」に指定し、18歳未満への販売を禁止するなどの規制を行っております。
 しかしながら、一年間で千本を超えると言われる新たに発売されるゲームソフト全てを網羅的にチェックするのは困難であり、また全国的に発売されているがゆえに、各都道府県が個々に規制を実施しても、抜本的対策にはならないものと考えられます。
 つきましては、貴業界で実施されておりますゲームソフトの年齢別のレーティングや、販売店に対する販売自主規制依頼を今後一層強力に進めていただき、より実効性のあるものとしていただきたく、下記の事項について要請いたします。
 青少年が健全に育つ社会環境を構築するため、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

                 記

1 「18歳以上対象ソフト」を18歳未満へ販売することの禁止
 ・パッケージへの「18歳未満禁止」旨の表示
 ・18歳以上対象ソフトを販売する際の販売店での年齢確認の徹底
 ・保護者の同意の有無にかかわらず、18歳未満への販売の全面的禁止

2 18歳以上対象ソフトの区分陳列の徹底や18歳未満購入禁止表示の徹底
 ・18歳以上対象ソフトを他と区分し、屋内の容易に監視することができる場所等に陳列することや18歳未満 購入禁止の表示をすることの徹底

3 販売店における自主規制の検証方法の検討
 ・販売店における自主規制について、販売店から報告を聴取するなど、その効果と継続性が保たれるような方法の検討

4 年齢別レーティングを行う際の審査方法と審査基準の公開

5 都道府県の「有害図書類」等の指定に連携した対応
  ・条例による団体指定制度を導入している地域にあっては、その指定に対する理解と協力

平成17年11月10日

                           全国知事会

11月 18, 2005 教育・青少年 | | コメント (932) |

2005年8月17日 (水)

コミュニケーション英語で新たな「開国」へ

神奈川の特色は、国際性です。教育も、その特性を生かさなければなりません。そして、重要な課題は、英語教育ですが、日本の英語教育は問題だらけと言っても過言ではありません。

日本人は、誰もが中学でも高校でも英語を勉強し、大学に入っても英語を学んでいます。年数だけなら、日本人は非常に長期間にわたって英語を習っているわけです。しかし、ほとんどの人が、英語でのコミュニケーションが苦手、不得手というのが実情ではないでしょうか。

これは、英語教育の中心が、受験英語になっており、コミュニケーション英語を勉強する機会が少ないからです。文法がどうとか、単語をどれだけ憶えたかとか、読み書きが中心です。そうではなくて、人と会って、話す・聞くという意思疎通、コミュニケーション能力を養うことが重要で、これが下手だと、せっかく学んだ英語も使えないのです。

日本で生活を始めたアメリカの友人に、「松沢君、日本というのは英語を教えていないのか」と聞かれたことがあります。ほんとうにショックでした。

私は、神奈川の英語教育を抜本的に改革していきたいと思っています。

まず、今年から教育委員会と協議して、すべての高校生を対象とした、英語スピーチコンテストを実施してもらうことになりました。成績優秀者には、海外研修も予定されています。一人でも多くの高校生に挑戦してほしいと願っています。

次に、英語教材の研究と英語教師を育てる研修センターをつくって、英語教師がコミュニケーション英語を教えるためのノウハウを学ぶ環境を整備することが求められます。

将来的には、教材も県教育委員会で独自開発し、県立高校の入試もTOEICやTOEFLのようなものを導入し、コミュニケーション英語を重視したものに変えていく必要があるのではないかと考えています。
受験がコミュニケーション英語重視に変われば、学校で学ぶ英語もコミュニケーション英語に変わっていくはずです。

英語はもはや1つの言語ではありません。世界中の人々が学び、コミュニケーションの手段としている「世界語」になっています。

これからの神奈川の若者は、誰もが英語を使える国際人として、世界中で活躍できる人材あってほしいと思います。
そして、羽田空港の再拡張・国際化により、新たな「開国」を迎える神奈川は、海外からのお客様をホスピタリティーをもって迎えられるようにしたいと願っています。

8月 17, 2005 教育・青少年 | | コメント (287) |

2005年7月 7日 (木)

ゲームソフトの有害図書類指定をめぐって

神奈川県が実施した「ゲームソフトの有害図書類指定」について、多数のご意見をいただいております。また、この問題については、現在開会中の神奈川県議会でも議論が行われております。このブログでは、最初におことわりしたように、個々の意見への返事はできませんが、この問題には数多くの反響が寄せらておりますし、昨日、議会での議論も終わりその意見も伺うことができましたので、以下、私の考え方を述べさせていただきます。

まず、「有害図書類指定」に対する私の基本的な考え方ですが、本来、業界や流通市場における自主規制や浄化作用の中で淘汰され解決されるべき問題であり、行政による規制は最小限のものであるべきだと考えています。

しかし、青少年の健全育成に向けた社会環境を整えていくためには、このような自主規制を待っているだけでは状況は悪化するばかりであるというのが、残念ながら実態です。そこで、青少年の健全育成を阻害するおそれのあるものを、青少年の周囲からできるだけ排除しようという趣旨で、青少年保護育成条例の定めの範囲内において、一定の規制を行うことは必要であると考えております。

皆さんからのご意見は、審査のあり方や規制の効果への疑問、青少年への悪影響の証明などが多かったようです。

まず、審査のあり方です。前例もないことで、様々な検討を行いました。その結果、県内の販売店において誰でも購入できる状態で陳列されており、パッケージの表示から残虐な内容が推測されるものや、新聞等で話題になったものなどを数点選んで購入し、その中から、子どもたちへの現実的な影響を重視し、対象の現実性(殺傷又は暴力の対象が現存の生命体と認められること)、手段の現実性(殺傷又は暴力の手段が現実に採り得ると認められること)、場面の現実性(ゲームの場面設定が限りなく現実の社会に近いと認められること)の3つの要件全てに該当する1本を、諮問することとしました。

その際、ゲームソフトは通常の雑誌などとは違い、ゲームを操作し先のシーンへと進んでいく中でしか新たな場面が現れてこないという特徴があるので、ゲーム操作の上手な職員に実際にゲームをやってもらい、それをビデオで撮ったもので審議していただくという手法をとったものです。審査委員が判断するにあたって、必要な情報は整理しお示しできたと考えています。

次に、規制の効果です。確かに本県だけで規制しても、効果が薄いのは事実です。そこで、現在、首都圏の3都県(東京都・埼玉県・千葉県)に対して、同一の対応をとっていただけないか、働きかけているところです。

また、ゲームソフトの市場は広く、インターネットを介しての注文も可能であり、規制の効果を疑問視するご指摘もありました。

ただ、ゲームソフトの問題は、これまで各都道府県でも問題視しながら対応に苦慮していたものであり、リーディングケースとしての抑止効果は高いのではないかと考えています。現に、コンピューターエンターテインメント協会でも、18歳未満への販売について、自粛を検討していただけるとの動きも出てきています。

次に、青少年への悪影響の証明が必要ではないかとのご意見です。これまでも、ゲームソフトによるプレイを長時間行うことが、子どもの脳などに少なからぬ影響を与えることについて、いくつかの調査結果があるものの、残虐性の高いゲームが犯罪を誘発するかどうかの科学的証明は、まだ行われていないことは事実です。しかし、先日の東京で発生した両親殺害事件で、加害少年が今回指定したゲームソフトの愛好者であったという報道もあります。

そして、子どもの人格形成においては、単に知識を習得するだけではなく、成長過程で接する自然、文化などの外部環境から様々な影響を受けるものです。特に、感受性の鋭い青少年が、大人よりも社会環境の影響を受けやすいことは社会の共通認識でもあります。青少年の健全な育成を阻害するおそれのある有害な社会環境を排除していくことは、大人社会の責任であり、行政としての責任でもあると考えています。

そこで、これまで手をつけてこなかったゲームソフトについても、従前から行われてきた雑誌や映画の取扱いと同様に、青少年の身近な環境から暴力性、残虐性、反社会性のおそれの高いものを可能な限り取り除き、社会として一定のルールのもとに販売されることを求める趣旨で、審議会の答申をいただき、今回の規制に踏み切ったわけです。

行政としての規制を強化するだけで、青少年の有害環境の問題が解決できるとは思っておりません。多感な思春期にある青少年を有害環境から守り、健やかな人格形成を図っていくためには、家庭、学校、業界などがそれぞれの立場でどうしたらよいかを真剣に考え、行動していくことが何よりも重要です。今回の規制は、あくまでも青少年の健全育成を目的とした一つの問題提起であることを、ご理解いただきたいと思います。

なお、ゲームソフトが規制対象になったということを、そのソフトが販売禁止になったと勘違いしている方もおられるようですが、今回の規制は、あくまでも18歳未満の青少年に対して有害なゲームソフトの販売を禁止するために、適正な陳列等の販売方法の改善を求める趣旨のものであり、成人一般を対象にしたものではありません。

以上、私の考え方を述べさせていただきました。ご理解いただければ幸いです。

7月 7, 2005 教育・青少年 | | コメント (1220) |

2005年6月14日 (火)

「熱狂」の勧め

皆さんは、学生時代に、何に熱中しましたか?

私は、なんと言っても「ラグビー」です。どこの出身ですか?と問われたら、学校名よりもまず、「ラグビー部出身!」と答えるくらいです。
仲間と共に、全国大会を目指して、つらい練習に励み、コーチともぶつかりあいながらも、その中でいろいろなことを学びました。All for One, One for All.一人ひとりの個性を生かしながら全員で力を合わせて目標に向かう。そして、終了のホイッスルが鳴ったら、闘っていた相手ともエールを送り合う「ノーサイド」の精神。

ですから、ぜひ、中高校生の皆さんには、何かに熱中することを勧めたいと思います。
勉強でも何でも、「やらされている」のではなく、「自ら求めて」熱中してみてほしいと思っています。

実は、以前、「熱狂のすすめ」という本に、エッセイを寄せたことがあるのですが、何事も無我夢中で、周りから見たら「おかしい!」と思われるぐらいやってみて、そうした中で、新たな価値や重要なことに気付いていくのではないでしょうか。

ちなみに、今はもちろん、県政に熱中しています。最近では、周りから見たら、「どうしちゃったの?」と思われるぐらい、4月から始めた「ウイークリー知事現場訪問」をはじめとして、体力の続く限り、県政の現場に出かけ、生の現状を把握し、県民の皆さんとも直接対話し、さらに県政のPRに努めています。

夏も間近ですが、汗をかくことを厭わずに、大いに熱狂しましょう。

※コメントの中に、私の方でコメントの削除をしたのではというコメントがありましたが、私は削除していません。何かの勘違いではないでしょうか。ご確認ください。 (松沢)

6月 14, 2005 教育・青少年 | | コメント (121) |

2005年6月 7日 (火)

ガンバレ高校生!

「ウィークリー知事現場訪問」を4月からスタートさせました。現場に直接出かけて行き、県民の皆さんと直接話し合うためです。

5月30日、丸1日をかけて3つの県立高校(釜利谷、外語短期大学付属、逗子)を訪問しました。

外語短大付属高校では、生徒会の10人の生徒と昼食をともに、約2時間、英語のプレゼンテーションも受けながら、意見交換をしました。英語には英語でということで、私も半ば錆び付いた英会話を駆使(?)し、精一杯対応しました。当日出席の10人が全員女子、そのうち9人は帰国子女で、全員素晴らしい語学能力を持っていました。

この学校では「自由と自律」をモットーに、授業の際にもチャイムを鳴らさず各自が自主性をもって行動するとのこと。また、ボランティア活動が活発なのも特徴です。バングラディシュに学校を建てるための募金活動など、活動は多彩。何よりも、生徒が真剣に考え、楽しみながら活動していることを頼もしく感じました。

神奈川県では、生徒数の減少に対応して、県立高校の第2次の再編を行っています。実は、この外語短大付属高校も、六ツ川高校と統合され、より国際的で情報化にも対応した特色ある高校に再編される予定です。

生徒からは、「外語短大がなくなると聞いてショックだった。伝統が否定され潰される感じがした。でも、生徒会でいろいろと悩んで話し合いを重ね、今では、よりよい高校づくりに向けて、六ツ川高校と協議していこうという方向になっている」との報告がありました。

「校舎がなくなるからと言って、伝統はなくならない。新しい高校でもきちっと継承してほしい。相手の六ツ川高校にもよい伝統がある。両方の良いところを合わせてさらによいものにしてほしい」と私は話しました。

高校生自らが悩みつつ、議論を重ね、前向きに対応していることを、実感しました。彼らの真摯な姿勢に心打たれました。

ガンバレ神奈川の高校生!ゴーゴー・タックル!

6月 7, 2005 教育・青少年 | | コメント (242) |