私の「今年の漢字」~約束を守るが基本~
12月12日に、財団法人日本漢字能力検定協会は、2008年の「今年の漢字」を「変」と発表しました。「変革を訴えた」オバマ氏がアメリカ大統領に当選したということや、一方で、サブプライムローン問題に端を発した世界経済の「大変動」があったとの趣旨だそうです。ちなみに、昨年は「偽」でした。
私は、今年の漢字を
「混」(こん)
としたいと思います。
年のはじめ頃から冷凍ギョーザにメタミドホスなどという農薬の「混入」が発覚し、その後も食へ安全を脅かす事件が続きました。
それにも増して、政治も経済も、本当に「混迷」「混乱」を極めた年だったと思います。
年の瀬を迎え、自動車メーカーなどの人員削減などが相次いでいます。職だけでなく、住まいまでが無くなってしまうという不安にさらされている多くの労働者の方がいます。そうした厳しい現実があるのにも関わらず、国政は人々の暮らしを守るという政治の本分を忘れてしまったのかと言いたくなります。
昨年の私の「今年の漢字」の文章を読み返したら、その時には、「宙に浮いた年金記録」に関する公約についての福田総理大臣や舛添厚生労働大臣など閣僚の無責任極まりない発言を批判していました。
1年が経っても、いまだに年金記録問題は解決していません。一体この国の政治のリーダーシップはどうなってしまったのでしょう。
そもそも、「嘘をつかない」「約束を守る」ということは政治家の基本中の基本です。米国大統領ジョージ・ワシントンの伝記で語られている、子どもの時に、木を切ってしまったことを父親に正直に話して褒められたという逸話を引くまでもないでしょう。
私は、「有権者との約束」であるマニフェストに掲げた政策の実現に全力を挙げています。マニフェスト2007に掲げた11本の先進条例の制定にも、最大限の努力をしています。
皆さんも、公共的施設における受動喫煙防止条例をめぐる議論は、ご存知のことと思います。このほかにも、自治基本条例や犯罪被害者等支援条例なども議会に提案してきました。
一部の報道によれば、私が、「条例制定の『本数』にこだわっている」との論評も見受けられます。
これは、全くの誤解です。本数にこだわるつもりはありません。というより、掲げた政策や条例は、「全て」実現することをめざすことは当然のことです。「県民との約束」を全て果たそうと努力するのは、政治家として当たり前のことではないでしょうか。
そういう観点から言えば、今の国政は果たすべき「約束」自体が無い状態と言ってもいいでしょう。すなわち、いつの時点のマニフェストが生きているのか?誰のマニフェストに沿って政策の方向を決めるのか?それが「混迷」どころか、存在すらしていないのです。これでは、正直な政治、まともな政治はできません。
一日も早く、「国民との約束」であるマニフェストをきちんと掲げ、正々堂々と解散・総選挙を実行し、この国の「航路」を指し示さなければなりません。そして、国民の信任を得た政権が、力強く「国民との約束」=マニフェストを実行していく。これこそが、民主政治のあるべき姿です。
多くの人々が暗い気持ちで年末を迎えています。人々に、未来の希望を与えることも、政治家の重要な役割です。今が苦しくても、信じられる明日があれば、人間はがんばれるものです。
来年こそは、人々が健やかな気持ちになれるよう、しっかりとした政治が生まれることを、強く、強く望みます。
県民、国民の皆様にも、ぜひとも希望を失わずこの国の未来を生み出していただきたいと思います。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
12月 26, 2008 政治改革 | Permalink | コメント (5825)



